倉庫に向かいながら、智哉のことを考えた。
言い逃げって、なんなんだよ?
コクっただけなら知里は、なんであんな態度だったんだ?
返事なら明日でもいいんじゃないのか?
ますますわからない…
でも、コクったことがわかればあとは上手くいくだけだろ?
倉庫に、備品…っと…
ん?
誰かいる?
女の話し声がした。
ふっと覗くと…
壁に背中をつけて、ビビって動けなくなってる…
知里?!
帰ったんじゃないのか?!
その前にいるヤツらは誰だよ?
「智哉に近付かないで!」
甲高い声が聞こえ、手が降り上がった…
その瞬間、身体が動いた…
ガシッ!
「誰?!
キャーーー?!」
キャーってなんだよ!
オレの顔見て失礼だろ!
腕をつかまえて、その顔を見ると…
「遠藤さん…
何してるの…?」
同じクラスで、よく智哉の席に来て一緒に話している子と、その友達。


