昼休み。


智哉と昼飯を食べた後、智哉が用事があると立ち上がった。



ツカツカと歩み寄ったのは、相川さんの席。




えっ?




智哉は相川さんと知り合いなのか?




ジッとその背中を追った。




相川さんと少し話すと、隣にいる踊ってた子と一緒に出て行った…




あっ、もしかして…

あの子が昨日話していた子か?!




あんなキレイな子だったのか…






まさか、智哉が相川さんのことを好きなんじゃないかと思って、焦った…





智哉には勝てる気がしないから。




女のことで友達とゴタゴタするのは、面倒くさい。




それなら引いたほうが楽だ…





でも、あの瞬間、智哉にも渡したくないと思ってしまった自分がいた。









恋に落ちると言うのは、友達関係をも壊しかねないのだろうか…