だって、キミが好きだから。



4人で遊ぶなんて、想像しただけで心臓が破裂しそう。


それに……たった今伝えないって決めたばっかなのに、決心が揺らいじゃいそうだから。


やっぱり……ムリだよ。



バス停に着く度に、同じ制服を着た生徒が乗り込んで来る。



「この中に北上の好きな奴いる?」



コソッと耳打ちされて、バッと神田君の方を向く。


神田君はキョロキョロ辺りを見回しながら、イジワルな笑顔を浮かべている。



「い、いないからっ……!っていうか、徒歩か自転車通学だと思うし」



「ふーん。じゃあ、そいつの友達とかは?」



と、友達……?


神田君に言われて、バスに乗ってる人達を見回す。


今までじっくり見たことなんてなかったから、急に言われてもわからない。


でも、琉衣の友達はみんな目立つからバスに乗ってたら気付くはず。


今まで気付かなかったってことは、乗ってないのかも。



ーープシュー



その時、ちょうどバスがバス停にとまった。