だって、キミが好きだから。



「アズも北上に会いたがってたからさー、今度遊ぼうぜー!」



無邪気に笑いかけて来る神田君の笑顔が眩しい。


懐かしいな、神田君の笑顔。


特に中3の時のクラスは仲が良かったから、すごく思い出に残ってる。


みんなに会いたいなぁ。



「あたしもアズに会いたい。っていうか、相変わらずラブラブだね!」



クスッとからかうように神田君を見る。


すると、神田君は照れくさそうにはにかんだ。


太陽みたいな可愛い笑顔。



「まーなー!今んとこはうまくいってる。北上は彼氏出来たか?」



今度は神田君がからかうようにあたしを見る。


イジワルな神田君の笑顔に、そういえばこんな顔もするんだっけと、昔のことをまたひとつ思い出した。



か、彼氏!?



「ううんっ……!いないよ!」



「ふーん。好きな奴は?」



ーードキッ



好きな人……は。



「いる……かな」



浮かんだのはクスッと笑う琉衣の顔。


琉衣のことを想うと、胸が締め付けられる。


きっと……。


ううん。



これは恋。


いつの間にかあたしは、自分でも気付かない内に琉衣を好きになっていた。