確かに寒いのは嫌だよね。
でも、水族館かー。
いいな。
イルカとかラッコとか見たいかも。
「北上が元気そうで安心したよ」
「え?そう?神田君は相変わらず元気だよね」
「まーな。俺からそれ取り上げたら何も残んないし?」
「えー?そんなことないでしょ!神田君には愛があるじゃん!」
みんなに優しいしさ。
「ぶはっ!何だよ、愛って!」
神田君はいきなり噴き出した。
失礼なことに、お腹を抱えて笑ってる。
「変わってねーな、北上は。いやー、安心した」
「安心?なんで?」
「んー、何でだろうな。わかんねーけど、北上には純粋なままでいて欲しいっていう俺の願望」
「が、願望?なにそれ」
よくわかんないな。
そのままでいて欲しい、か。
出来ればあたしもそれを望むけどさ。
でも、ごめんね。
……ムリかも。



