隅の方でコソコソ話していると、いつの間にか周りに子どもたちが集まっていた。
「なのちゃんのお助けマンってその人ー?」
「うわー、カレシだー!なのはのカレシだー!」
「えー!カレシー?」
「ち、違うからっ!」
彼氏っていう言葉に敏感に反応してしまう。
「うっそだー!」
「あっやしー!」
「俺らはダマされないぞっ!」
「だから、違うって〜!」
否定すればするほど、ムキになればなるほどみんな面白がってからかって来る。
「本当に違うんだってば!」
「ぷっ」
えっ?
今、笑った?
矢沢君の方から聞こえた気がするのは気のせい?
ちらっと隣を見ると、矢沢君は声を押し殺してクスクス笑っていた。



