心が暗い闇に覆われていく。
怖くて怖くて、体が小刻みに震えた。
「大丈夫。そのために北海道の病院に来たんだから。ね?」
そんなあたしをお母さんが優しく抱き締めてくれたけど、お母さんの体はあたし以上に震えていた。
しばらくすると、看護師さんがやって来て手術に向けての準備を始めて行く。
点滴を入れられて術着に着替えた。
「あと少ししたら呼びに来るから、それまではこのままで待っててね」
「はい……」
不安で仕方ないけど、もう逃げられない。
あたしは運命に逆らうことなんて出来ないんだ。
怖いよ。
頭を切るってことは、髪の毛も全部剃られちゃうの?
……やだよ。



