だって、キミが好きだから。



「もう少しで手術の時間だね。何があっても、お母さんは菜花の味方だよ」



お母さんがあたしの手をギュッと握って微笑んだ。


悲しげなその笑顔に胸が締め付けられる。


いったい、何回くらいこんな顔をさせちゃったんだろう。


どれくらい苦しめちゃったんだろう。



「は、はい……ありがとう、ございます」



「やだ、そんなにかしこまらなくてもいいのよ?もっと甘えてちょうだいね」



そう言われても、今までどんな風に接して来たのかがわからないからどうしようもない。



「今日の手術って、どんな手術なんですか?」



だとしたら、ここは病院ってこと?


あたし、入院してるの?



「頭の中の悪いものを取り除く手術だよ」



頭の中?


ってことは、頭を切るってこと……?


やだ。


怖いよ。


あたし……どうなるの?