だって、キミが好きだから。



「や、やめてよ……っ!そんなに暗くなられちゃ困るって。死ぬわけじゃないんだしさ、元気出してよ!ね?」



隣にいた萌奈の肩をポンと叩いて、励ますように笑顔を浮かべる。


なんでそんなにしんみりするかなー。


これじゃ、どんな反応をすればいいか困っちゃうじゃん。



「う……ううっ。なの、は……っごめんねっ」



目にたくさんの涙をためた萌奈が、あたしの腕にしがみ付く。


あ、あれ……っ。


なんで?


どうして?


目の前がボヤけるの……?


悲しくなんかないはずなのに。


だけど、どうしてこんなに胸が苦しいんだろう。



「ごめんね……っあた、し。なの、はの気持ちも考えないで……っく、ひどいこと言った……っ」



萌奈の肩が震えている。


泣きながら必死に謝る萌奈に、喉の奥が焼けるように熱くなった。