だって、キミが好きだから。



「ど、どうしたの?」



明らかに不機嫌そうな顔をしている琉衣にギョッとした。


いったいどうしたっていうの?



「る、琉衣?」



「昨日からマジでなんなんだよ」



鋭く低い声と突き刺すような視線にヒヤッとする。


昨日から……?


何のことを言ってるの?


わけがわからなくて戸惑う。



「朔真朔真って……俺のことより、そんなにあいつの好きな奴が気になんのかよ?」



「え……?」



「俺より、あいつのことが好きなんだろ?」



な、何言ってんの……?



「そ、そんなわけないじゃん。あたしが好きなのは琉衣だよ」



それなのに、なんでそんなことを言うの?



「じゃあ証明しろよ」



証明……?



「ど、どうやって……?」



言葉だけじゃ伝わらないの?



「キスして」



「え……?こ、ここで……?」