だって、キミが好きだから。



「「「ぎゃはははははっ!」」」



朔真含むそこにいた3人は、俺の言葉を聞いて大笑いした。


こ、こいつら。



「はは。お前、相変わらずウソつくのヘタだよなっ」



こめかみにピキッと筋のようなものが出来る。



「テメーら、マジでぶん殴る」



勢い良くイスから立ち上がり、朔真の首根っこを掴んだ。



「わー、待て待て。冗談だろ?怒るなよ。それにしても……マジでお前が振られるとは。ぶっ。あ、悪い」



「テメー、悪いと思ってねーだろ?」



「バレたか」



クスッと笑う朔真にかなりイラッとした。


こいつ、マジで楽しんでやがる。



「バレバレなんだよっ!テメーらはバカだからな」



「おー、バカで結構」



くそっ。


どこまでも人をコケにしやがって。


誰かひとりぐらい慰めてやろうって奴はいねーのかよ。



いや……別にそこまで傷付いてねーし。


もう忘れるって決めたからいいんだけど。