「あー、なのちゃんだー!」
「ルイ君もー!」
子どもや小さい子が集まる談話コーナーまで行くと、たくさんの子どもたちが近寄って来た。
みんな目をキラキラ輝かせて、嬉しそうにあたしたちを見ている。
か、可愛い〜!
天使みたいだよ。
「なのちゃん、久しぶりだねー!ユキ、寂しかったよ」
細くて小さな女の子があたしの腕に飛び付いた。
目がパッチリしてて、すごく可愛い。
ユキちゃん、か。
あたしのことを知ってるの?
でも、あたしは知らない。
「こんにちは、ユキちゃん。今日はよろしくね」
「うんっ!みんな、なのちゃんに会いたかったんだよっ」
「え?あたしに?琉衣じゃなくて?」
「なのちゃんだよっ!」
「そっか。ありがと」
色んな子に話しかけられて、何だか少し懐かしい気持ちになった。
誰ひとり知ってる子はいなかったけど、心が覚えてるっていうのかな。
みんなすごく可愛くて、あたしはずっと笑っていた。



