だって、キミが好きだから。



慌てて残りを飲み終え2人でお店を出た。


隣に並んで歩いていると、前から来た人にぶつかりそうになって琉衣の方に体を寄せた。


思わず肩と肩が触れ合い指がトンッと当たる。



わわっ。



慌てて引っ込めようとすると、琉衣の大きな手があたしの手をギュッと握った。


そしてすぐに指を絡め取られて、恥ずかしさでいっぱいになる。



こんな繋ぎ方……初めてだよ。


なんかすっごい恥ずかしい。



「琉衣の手……温かいね」



「菜花の手はほっそいな。すぐ折れそう」



琉衣が横目にあたしを見る。



「えー?折れないよ」



「いや、細すぎだろ」



琉衣がギュッと力を込めて握って来たから、あたしもギュッと力を込めた。


不意に横顔を見上げると、目が合ってたちまち照れくさくなる。