だって、キミが好きだから。



「知んねーかもしれねーけど、テストは毎回10位以内に入ってっから。数学と英語は、いつもほぼ満点に近いしな」



琉衣が得意気に鼻をすする。



「えっ!」



そうなんだ?


容姿端麗で成績優秀って……羨ましすぎるでしょ。


まさか……その上運動神経もバツグンとか言わないよね?



「頭だけじゃねーよ。スポーツもたいてい出来る」



「な!なにそれ。本当にそんな人がいたんだ?カッコ良い上に、勉強も出来て運動神経も良いなんて」



「自慢の彼氏、だろ……?」



恥ずかしそうに頬を赤らめて、琉衣はあたしの目を見て優しく微笑む。


その笑顔がカッコ良くて、胸の奥がギューッと締め付けられた。



「うん……琉衣は本当に素敵な彼氏だよ」



優しくて温かくて。


琉衣と一緒にいると、心が陽だまりみたいにポカポカ暖かくなる。