だって、キミが好きだから。



というよりも、未だに疑ってしまっている。


この人が……本当に中学の同級生?


やっぱり、いくら考えても思い出せない。


……わからない。


足元から闇に呑み込まれて行く感覚に陥る。



「なにじっと見てんだよ?そいつに惚れたとか?」



「え?」



朔真君と言い合っていたかと思えば、琉衣はじとっとあたしを睨んだ。


その目は明らかに不機嫌そう。


腕組みしながら、あたしを見下ろしている。



「ほ、惚れてないよっ」



「ふーん」



ふ、ふーんって。


なんだかすっごいトゲのある言い方。



だけど、今のあたしには不安の方が勝っていた。