だって、キミが好きだから。



「る、琉衣……」



子どもみたいにムスッと唇を尖らせている姿に、鼓動がドキンと高鳴る。



「なんだよ、この男。吉田、菜花に変な男紹介しようとしてんじゃねーよ」



琉衣はどうやら、萌奈があたしに男子を紹介しようとしているとカン違いしているみたい。



「違う違う。あたしの彼氏の話になって、写メを見せただけだから。隣の人は彼氏の友達だよ」



萌奈が大げさに否定する。



「は、なんだよ紛らわしい」



萌奈に疑いの目を向けていた琉衣だったけど、それを聞いてホッとしている様子。



「え〜!?萌奈ちゃんって彼氏いたの?」



今度は朔真君がガックリと肩を落とす。



「ごめんねー。言えなかったけど、そういうことだから〜!」



「マジかよー!ショック」



「ザマーミロ」



「んだとー!琉衣斗、テメー!」



騒がしくなる声を聞きながら、あたしの頭の中は不安でいっぱいだった。