何かあると、すぐお姉ちゃんに言うんだから。
お姉ちゃんも、あたしを心配してわざわざ帰って来てくれたんだ?
その気持ちが、とても嬉しかった。
「何があったの?聞いてあげるよー?」
お姉ちゃんはあたしのそばまで来ると、優しく頭をポンポンしてくれた。
変わらないな、お姉ちゃんの優しい手付き。
いつだってあたしは、こうやってみんなから大事にされてる。
それを忘れたくない。
気付くとあたしは、お姉ちゃんにこれまでのことを打ち明けていた。
誰に言えばいいかわからない悩みも、お姉ちゃんにはすんなり話すことが出来る。
ひとりじゃもう、抱えきれなくなっていた。
「えー!?菜花に好きな人が?しかも、学校一のイケメンってズルいー!」
涙目になりながら話すあたしのことなんてお構いなしに、お姉ちゃんはきゃっきゃと楽しそうに笑っている。



