だって、キミが好きだから。



ーーコンコン



「菜花、入るよー!」



え?


そう思ったと同時に、勢い良く部屋のドアが開いた。


閉じた日記を反射的に引き出しの中にしまって振り返る。



「お、お姉ちゃん!?」



「やっほー、久しぶりだねー!」



お姉ちゃんはニコニコしながらあたしの部屋にズカズカ入って来て、ベッドの上にちょこんと座った。



「な、なんでいるの?」



「なんでって、あたしんちだもーん!」



「そ、そうだけどさ」



お姉ちゃんは県外の大学に通ってて1人暮らしをしてるから、めったに会えない。


なかなか会えないお姉ちゃんにお父さんが寂しそうにしてたけど、バイトやサークル活動が忙しいって理由で帰って来なかったのに。


どうしていきなり?



「久しぶりに菜花の顔が見たくなったんだよ、それだけ」



「そ、そうなんだ〜!お姉ちゃーん」



あたしは昔からお姉ちゃんが大好きだった。


だから素直に嬉しい。


ここ最近沈んでた気持ちが、一気に晴れ晴れして行くのがわかった。