「そこのキミやっほー!かわいーね。」


手を振っていたのは、やんちゃそうな

男の子だった。


「あっ、どうも。」

とりあえず返事を返したら、

周りにいた子たちが、男の子を

冷やかしている。


「お前、ひかれてやーんの。」

「うっせー。ばか!」


そんな会話が聞こえて、バスが

出発しはじめた。


「あっ!そこのキミバイバーイ。」