「そのピッグバードから,レオンが助けてくれたんだよね?」

「えぇ,危機一髪でした。」

笑い合いながら,料理を食べる。

「そうだ!
レオン,ライオンに変身するんだよね?」

目を輝かせながら,カグヤはそう言った。

「ライオンって言っても,パッと見はロボットみたいですよ?」

笑いながら,レオンはそう言った。

「ロボット?何で?」

「鎧を着ているんです。
それに,口から火を吹きますしね!」

すごーいと,カグヤは手を叩いた。
レオンは,照れたように頭を掻く。

「レオンの大切な物って何?」

急に畏まるカグヤ。
レオンは,動きを止めた。

「ほら!契約する時に,大切な物をあたしに預けるんでしょ?
何なのかなぁ~?なんて…思ったり…して…?」

下を向くカグヤは,レオンの笑い声が聞こえて顔を上げた。