レオンに視線を向けると…

いつもの笑顔で,手を叩いていた。

「成功!!!!」

手を上に上げると,玉は,スッと消えた。

コントロールもできてる!

「やったぁ!!!!」

カグヤはすごく嬉しかった。

力が上手く使えた事もそうだけど,何より,レオンが大切な事なんだ。という事を,改めて実感できたのだ。

「すごいわ!
これができれば,全てできるみたいだから,安心ね!
今日1日で,成功させちゃうなんて,さすがカグヤチャンだわ♪」

ラビーも嬉しそうにそう言った。

「あとは,契約ね!
契約は,明日にしましょう?
カグヤチャン,疲れたでしょ?」

ラビーの言葉に,苦笑いするカグヤ。

「じゃー決まりね♪
カグヤチャン,ゆっくり休みなさいね!
ご飯は,使用人に持っていくように伝えるから♪」

「ありがとうございます!」

カグヤは,頭を下げると城の中へ入っていった。