「………」

「………」

近付けた顔を離すレオン。
カグヤの顔が真っ赤になっていく。

「真っ赤ですね♪」

「なッ!」

カグヤはムキになって顔を手で覆った。
その手を,レオンは優しく掴んだ。

「よかった…」

「ん?」

カグヤの左手を笑顔で見ているレオン。

「指輪…付けてくれてたんですね…」

「うん…当たり前じゃない!
てゆーか…あたしの格好は無視?」

「可愛いですね♪浴衣♪」

「浴衣じゃなーい!」

「でも可愛いですよ?」

「うぅ…まぁ…いっか…」


2人は,顔を見合わせて笑うと,あの洋館に歩いた。

「あっちで新しい指輪買いましょうね♪
今度はずっと一緒ですから!」

「うん♪」





-END-