『それなら心配ないですよ─』

そう笑いながらレオンは言った。
レオンは,あたしがいなくてもいいの?
寂しいとか…感じないの?

「ここで…レオンに会ったよね…」

綺麗な草原が広がっている。

「ピッグバードに,ぶたって言っちゃって,追いかけられたんだよねー…」

あれから少ししか経ってないなんて…

「ピッグバードの鳴き声ってなんだっけ…
変な鳴き声だったのは覚えてるんだよなぁ…。
えっと…」

ギャハハ!ギャハハ!

「そうそう!そんな感じ!………!?」

バッて振り向くカグヤ。

「ヒッ!!!!」

そこには,眉間に皺を寄せた…

「ピッグバード!!!!」

ギャハハ!ギャハハ!

「いやぁぁぁぁ!!!!」

咄嗟に逃げるカグヤ。
それを追いかけるピッグバード。

「もしかして,前のと同じピッグバード!?」

かなり根にもっているようだ。
カグヤは奇声をあげながら逃げ回った。