翌日、バイトの前に雇用契約書の保護者欄にサインを貰おうと施設長の元を訪れた。
「はい、これ書類ね」
「ありがとうございます。施設長」
待つこと数分。
出来上がった書類を受け取って鞄に仕舞っていると、施設長が「ふふふ」と笑い出した。
「どうしました?」
「彩ちゃん、少し雰囲気変わったわね」
「そうですか?」
自覚症状がまるでなし。
自分ではいつも通りだと思うんだけど何が違うんだろう。
「とっても楽しそう。皐月君と上手くいってるのね」
「え⁈いや……あの…」
私、そんな恥ずかしい顔してた?
頬や口をペタペタ触って、ニヤけてないか確認する。
一応、破顔はしてないようだけど、気付かないうちにニヤけてるんだとしたら相当恥ずかしい。
「恋する女の子って可愛いわね」
「こ、恋って…別にそんなんじゃ」
「あら?違うの?」
「ゔ……違いません……」
私は昨日、皐月に対するこの気持ちをとうとう受け入れてしまった。
私は皐月が好き。
兄的存在としてじゃなく、男性として皐月に恋してる。
『お前が俺の幸せそのものなんだよ』
皐月に言われた事を思い出して、カァッと顔が熱くなった。
付き合おうとか、そういう話はなかったけど。
いつか皐月の彼女になれたらいいなって思う。
「はい、これ書類ね」
「ありがとうございます。施設長」
待つこと数分。
出来上がった書類を受け取って鞄に仕舞っていると、施設長が「ふふふ」と笑い出した。
「どうしました?」
「彩ちゃん、少し雰囲気変わったわね」
「そうですか?」
自覚症状がまるでなし。
自分ではいつも通りだと思うんだけど何が違うんだろう。
「とっても楽しそう。皐月君と上手くいってるのね」
「え⁈いや……あの…」
私、そんな恥ずかしい顔してた?
頬や口をペタペタ触って、ニヤけてないか確認する。
一応、破顔はしてないようだけど、気付かないうちにニヤけてるんだとしたら相当恥ずかしい。
「恋する女の子って可愛いわね」
「こ、恋って…別にそんなんじゃ」
「あら?違うの?」
「ゔ……違いません……」
私は昨日、皐月に対するこの気持ちをとうとう受け入れてしまった。
私は皐月が好き。
兄的存在としてじゃなく、男性として皐月に恋してる。
『お前が俺の幸せそのものなんだよ』
皐月に言われた事を思い出して、カァッと顔が熱くなった。
付き合おうとか、そういう話はなかったけど。
いつか皐月の彼女になれたらいいなって思う。