「すず!」
ッ!!!
気持ちが少し安定してくると
揺れも少し収まった
「すごい力…鈴…魔界に行きなさい。その人が面倒を見てくれるから」
「チッ俺かよ」
「お願いよ…鈴を…守って」
お母さんはなんとか座り、男にお願いしていた。
土下座で…
「お…お母さんッ」
「チッ…仕方ねぇな部屋はあるし…」
「ありがとう!」
「記憶…消すのか」
そう男は呟いた。
…そっか
消さなくちゃダメなんだ
「あたし…里菜を連れてくる」
私は二階にあがった
ガチャン
里菜は私のベッドでスヤスヤ気持ちよさそうに寝ている
……里菜…