コンコン…
「りなぁ…持ってきたよ」
ドアを開けると里菜は私のベッドでスヤスヤと寝ていた
「ふふふ、疲れたんだね」
私は布団をかけてあげて
イヤホンをつけ、音楽を聞いた
昔から大好きな曲
悲しくなったり苦しくなったり
暇な時はよく聞く
「ふーんふんふん…♪」
私は独り言のように歌っていた
コンコン…
「はい?」
「…鈴??お母さんよ」
「なに??」
「お友達は?」
「今寝てる」
「そう…開けるわよ」
そう言ってお母さんはドアを開けた
「…ごめんね…鈴…」
「…」
「鈴…ッ転校…しない??」
……え?

