梅が咲き始めた頃
近藤の親友が新選組に来た
平隊士も全員参加で、島原へ
「ご指名頂いておりました君菊は、申し訳ございませんが、先客があるそうです」
近頃、仕事が忙しく会いに行けなかった為
指名していた
「残念ですねぇ」
「仕方ねぇ」
酒が苦手な二人は、君菊を楽しみに来たのにと、がっくり
宴の中頃、すっかり出来上がった男達が
騒ぐ中、コソッと君菊の下男が
土方のところに来た
「抜けられますか」
「おう」
廊下に出ると、下男は少し困った顔をした
「君菊が今相手をしている客ですが…
今夜の宴後に、貴方達を襲撃すると言っているようで…
気をつけて欲しいとのことです」
「そうか、ありがとう
君菊にも伝えてくれ」
「伝えますが…
これは、本来なら御法度です
貴方達、君菊に情報収集でもさせているんですか?
もしそうなら、やめて下さい!!
彼女は、普通の娘なんです!!」
借金はない、踊りと三味線で稼ぐ
太夫まで、これだけで上った
容姿の良さもあり、売れっ子だが
それ故、ヘンな噂は、困る
傷物にされては、困る
下男は、訴えた
「君菊に、心配しなくていいと、伝えて欲しい
それから…体調は、どうだ?」
下男は、土方から目を反らした
「客としても、貴方達には会いに来ないで欲しいものです」
土方の質問には、答えず
それだけ言って、去って行った
土方が部屋に戻った頃には、酔いつぶれ
寝ている者も多かった
今夜は、門限無しの自由解散としていた
酔っていない、沖田と山南に君菊からの伝言を伝える
「そういうことなら、今夜はここに泊まりましょう!」
「そうだな」
「土方君、沖田君、それでは君菊が情報を漏らしたと疑われます
僕ら、三人なら動けるでしょうから
返り討ちにしてさしあげましょう」
さすが山南さん!!と二人が頷いた
近藤の親友が新選組に来た
平隊士も全員参加で、島原へ
「ご指名頂いておりました君菊は、申し訳ございませんが、先客があるそうです」
近頃、仕事が忙しく会いに行けなかった為
指名していた
「残念ですねぇ」
「仕方ねぇ」
酒が苦手な二人は、君菊を楽しみに来たのにと、がっくり
宴の中頃、すっかり出来上がった男達が
騒ぐ中、コソッと君菊の下男が
土方のところに来た
「抜けられますか」
「おう」
廊下に出ると、下男は少し困った顔をした
「君菊が今相手をしている客ですが…
今夜の宴後に、貴方達を襲撃すると言っているようで…
気をつけて欲しいとのことです」
「そうか、ありがとう
君菊にも伝えてくれ」
「伝えますが…
これは、本来なら御法度です
貴方達、君菊に情報収集でもさせているんですか?
もしそうなら、やめて下さい!!
彼女は、普通の娘なんです!!」
借金はない、踊りと三味線で稼ぐ
太夫まで、これだけで上った
容姿の良さもあり、売れっ子だが
それ故、ヘンな噂は、困る
傷物にされては、困る
下男は、訴えた
「君菊に、心配しなくていいと、伝えて欲しい
それから…体調は、どうだ?」
下男は、土方から目を反らした
「客としても、貴方達には会いに来ないで欲しいものです」
土方の質問には、答えず
それだけ言って、去って行った
土方が部屋に戻った頃には、酔いつぶれ
寝ている者も多かった
今夜は、門限無しの自由解散としていた
酔っていない、沖田と山南に君菊からの伝言を伝える
「そういうことなら、今夜はここに泊まりましょう!」
「そうだな」
「土方君、沖田君、それでは君菊が情報を漏らしたと疑われます
僕ら、三人なら動けるでしょうから
返り討ちにしてさしあげましょう」
さすが山南さん!!と二人が頷いた


