笑う門には福来たる!!

数日後



「例の間者、昨日来てたよ
今夜も来るって」

「現場を押さえましょう!」

「そうだな…」


チラリと土方が君菊を見る


「なに?」

「囮になってくれねぇか?」

「嫌だ!!」

「駄目です!!」

「話を聞いてくれりゃいいんだ」

「関わりたくない!」

「そうですよ!ここまで協力してくれたんだから、危ないことはさせられません!」


作戦計画を話し合い、結局

店の女の子たちに危ないことは、頼めないからと、君菊が囮になることに


「絶対!助けてよ!!」

「わかってるって!!」

「じゃあ、今夜!!」

「「はい」」

















「そうどすか…」





色々話を聞くことが出来た

部屋を離れようとしたとき

廊下でばったり


「よう!君菊!今夜も美しいな」

「貴方は…」


先日の男だった


逃げようとするが、手を掴まれ

どう捻ってもびくともしない男が

グッと君菊を抱き抱え


空いた部屋に入る

そして、布団に下ろすと

強引に口づけをし

帯をとる


「やめて!!嫌や!!」


必死に抵抗するが、押さえ込まれて

逃げることが出来ない

恐怖で、ガタガタと震える


「いいね?その顔」


男は、着物を開いて首や鎖骨、胸に吸いつく

「やぁ…やめ」



ガターン


「そこまでだ!!
てめえ、俺の女に手を出すんじゃねぇ!」

「君菊を汚すなって、言ったよね?」


土方と沖田が、入って来た


二人で男を挟み撃ちにして、沖田が斬った


着物の前を手で、ぎゅっと握っているが

はだけて背中や胸が見えていた

その体は、女だった


ガタガタ震える君菊に、羽織を掛け

つけられた口づけの跡を手でなぞる


「遅くなって、悪かった」


「ごめん… 触られちゃったね」



「怖かったぁ~」ぽろぽろと涙を流す

土方がそっと抱きしめると


「本当、遅い!!
でも…助けに来てくれるって、信じてたよ
ありがとう」