壬生寺にて
奉納舞などの
催しがあり、浪士組も見物に行った
「あれ?誠十郎さんですよ!!」
沖田が気づき、皆が見る
八木の一家に挨拶をしているところだった
「一家で来てるんだな…
笑わないのは、家庭の事情じゃなさそうだな…」
「俺達も行くか!」
土方と沖田が挨拶に行く
「うちの娘と誠十郎君は、この舞台で舞を奉納するんだ」
八木の説明に、二人が驚いた
「大丈夫か?」
「毎年出てるんだけど」
「あ!!誠十郎さん、見てみて!!」
沖田が着物を見ろとせがむ
「いや、気づいてるけど」
「誠十郎さんが作ってくれた着物なんですよ!!」
沖田が言うと、八木が誠十郎に言った
「はじめたのかい?」
「いえ、辞めたんです
お澄、支度するんだろ?行こう」
八木の娘、澄と共に支度に行く
二人を見ながら、八木が言う
「澄を嫁に出すことにしました」
「それはいい!!誠十郎のせいで
とても、傷つけてしまいました」
「いえいえ、誠十郎君があんなふうになって、ご両親が一番辛かったでしょう」
「まぁ… 5年経ちますが…
未だ、一度も笑うことがありません」
「あんなに明るく、よく笑う子だったのに…」
「兄上、笑ってたの?」
「藤十郎、そうよ!誠十郎は、よく笑ってたわ!」
戻って来た誠十郎に、抱っこをねだる
藤十郎を抱くと
「兄上!笑って!?」
「藤十郎が面白いこと言ったらな」
「えーー兄上こちょこちょ!!」
「やめろ!!落とすぞ!!」
「やだーー落とさないでーーー」
とても仲のいい二人
「誠十郎、お澄ちゃんが嫁に行くそうだ」
そう聞くと、藤十郎を下ろした
「おめでとうございます」
ペコリと頭を下げた
「5年…お澄が君を待ちたいと言ったとき
約束した…5年経ち、誠十郎君が元に戻らなければ、嫁に行くとね…
待たせてやりたかったんだがね…」
「最初にお断りする時、待たなくていいと言ったのは、俺です
一生、笑うことないので、店も継がないし
仕立ても、辞めましたから
お気になさらず」
奉納舞などの
催しがあり、浪士組も見物に行った
「あれ?誠十郎さんですよ!!」
沖田が気づき、皆が見る
八木の一家に挨拶をしているところだった
「一家で来てるんだな…
笑わないのは、家庭の事情じゃなさそうだな…」
「俺達も行くか!」
土方と沖田が挨拶に行く
「うちの娘と誠十郎君は、この舞台で舞を奉納するんだ」
八木の説明に、二人が驚いた
「大丈夫か?」
「毎年出てるんだけど」
「あ!!誠十郎さん、見てみて!!」
沖田が着物を見ろとせがむ
「いや、気づいてるけど」
「誠十郎さんが作ってくれた着物なんですよ!!」
沖田が言うと、八木が誠十郎に言った
「はじめたのかい?」
「いえ、辞めたんです
お澄、支度するんだろ?行こう」
八木の娘、澄と共に支度に行く
二人を見ながら、八木が言う
「澄を嫁に出すことにしました」
「それはいい!!誠十郎のせいで
とても、傷つけてしまいました」
「いえいえ、誠十郎君があんなふうになって、ご両親が一番辛かったでしょう」
「まぁ… 5年経ちますが…
未だ、一度も笑うことがありません」
「あんなに明るく、よく笑う子だったのに…」
「兄上、笑ってたの?」
「藤十郎、そうよ!誠十郎は、よく笑ってたわ!」
戻って来た誠十郎に、抱っこをねだる
藤十郎を抱くと
「兄上!笑って!?」
「藤十郎が面白いこと言ったらな」
「えーー兄上こちょこちょ!!」
「やめろ!!落とすぞ!!」
「やだーー落とさないでーーー」
とても仲のいい二人
「誠十郎、お澄ちゃんが嫁に行くそうだ」
そう聞くと、藤十郎を下ろした
「おめでとうございます」
ペコリと頭を下げた
「5年…お澄が君を待ちたいと言ったとき
約束した…5年経ち、誠十郎君が元に戻らなければ、嫁に行くとね…
待たせてやりたかったんだがね…」
「最初にお断りする時、待たなくていいと言ったのは、俺です
一生、笑うことないので、店も継がないし
仕立ても、辞めましたから
お気になさらず」


