「とにかく!


二人にはバスケ部引っ張ってってもらうからなー!



期待してるぞ!!」



そんな期待の眼差し重たいんだけど。



そう思いながらも


無事入部届を出した。



「坂本さん」


そう呼び止められて


振り返ると


蒼くんがこっちをみていた。


その瞳はなぜか切なげで、


わたしにはこの時なんで



蒼くんがそんな目で見ているのか


わかっていなかったんだ。