「ありがと」


そう言って


ありがたくポカリを飲む。


「そうくんたちは?


試合まだなの?」


そう聞くと


「次決勝だから


応援しろよ



俺だけ見てろ。」




そう言って



いつもの爽やかな笑顔で



走って行った。



うん、



見てる。



蒼くんだけ。



そう心の中で思いながら



応援場所へ移動する。



わたしだけじゃなくて



多くの女の子たちが


そうくん目当てで


応援に来ていた。