あの、
そうくん?
ここ、学校ですけど?
そう思いながらも
このハグが嫌じゃない私がいる。
「お前さ、気づいてないかもしんねぇけどモテてんだぞ。」
そう言って
蒼くんはいなくなった。
え?
わたしが
モテている?
んな、アホな(笑)
そんな風に信じてなかったわたしだけど
次の日も
今度は別の人から
呼び止められる。
なんか、したかな?
そう思っていたら
ももから
「みおってば
今頃自分がモテるってことにきづいたの?」
何て言われて
「みお入学式の時から
みんな注目してたんだよー?」
なんていう。
もも曰く、
わたしは
可愛い、笑顔がいい、スポーツ万能で
スタイル良し、サラサラな髪の毛が
男子の理想像に完璧にマッチしているんだとか。
そんなの知らないよーーー!
そうおもいながらも、
悪い気はしないわたし。