目が覚めたら


病室のベッドに寝ていた。



なんだか体が重たい。



ふと横を見ると



私と同じ年くらいの男の子がいた。


私の手を握って


うとうとしていて。


私が目を覚ましたことがわかると



とっても嬉しそうにして



「みお!大丈夫か!?」



そう声をかけた男の子に向かって



私は



「だれ?ですか?」
 


そういった時の男の子の顔は



絶望に満ちていた。