「みおりのことは



俺が守ってやるからな。」




小さい頃そう言ってくれた男の子。



あれはまだ5歳くらいだったかな。



わたしと身長も変わらない子で、


走るのがとっても早くて



バスケを始めたのだって



その子の影響だった。



その子のパパはプロのバスケット選手で、


すっごい憧れてるんだということは


わかっていた。



子供の頃から



その子と私は小さなバスケットリングで



バスケを楽しんでいた。