わたしのおとなりさんは


蒼くんだった。


隣ってことに驚いてるのは私だけで



蒼くんはいたって普通。



「あーあ


バレたかぁー」



そうつぶやいた蒼くん。


「ん?バレた?」



不思議に思っていると



蒼くんはいじわるそうな顔で



近づいてきて



『ドンッ!!!』



蒼くん、私、ドアの位置関係で


世にゆう壁ドンとやらをされていた。



「このこと、学校のみんなにはヒミツだかんな」




そう言ったのは紛れもなく蒼くん。



だけど。



明らかにいつものそうくんじゃない。