な み だ


「んなわきゃねぇだろうが?お前も気安く触んな!」
は???




違う違う違う、私はこんなことをしたかったんじゃない。苦手な数学、教えて貰えて嬉しかったし、撫でられて嬉しくて恥ずかしくて……嫌な気持ちなんか全くなかったのに。




気付けば気持ちとは裏腹に金田くんの手を強引に掴んで頭から引き離していた。




里村は真顔になり、金田くんは私に掴まれた腕をすっと振り解いてごめん、と言った。



水を打ったように静かになった部屋でいたたまれなくなって
「帰れ!!」
とまた大声で叫ぶ。最悪だ。どうして私はこんな性格なんだ。