四問ぐらい良いペースで解き進めた所で壁にぶち当たる。 「まっっっったくわからん……」 「どれどれ?」 声に出したつもりはなかったがまた声に出していたらしい。 金田くんがまた私の隣に腰を下ろす。 「あぁこれはね……この例題見てみて」 「あっ!」 ぶち当たった難問と例題は解き方が全く同じだ。例題の解法を見ながら解いていく。 「できた!合ってる?」 金田くんが私からプリントを受け取り、チェックしてくれる。プリントを渡す時に少し触れた手にすらドキドキしている自分が憎い。