「ありがとう……」 うるうると目を潤ませながら金田くんがか細い声で言う。 こうして見ると金田くんは女の子のようだ。太陽の光で茶色く照らされた髪の毛はサラサラで肩ぐらいまでのびている。私なんかより華奢な身体つきで、なんでこんなに細い彼に激重なリュックなんて持たせたんだと後悔が募る。 お礼を言われたのにそんなことを考えながらぼーっとしていると金田くんが自分のリュックから何か取り出した。