幽霊の君と

と言いかけて、ふ、と思い付いた。


「……シロ」


「え?」


「だから、シロ。外、雪で真っ白だっただろ」


俺がそういうと、そいつは、口の中で俺の考えた名前を転がして、しばらくしてからにっこりと笑った。


「うん。良い名前ですね」


シロは、徐に立ち上がると、座ったまま見上げている俺に向かって言った。


「じゃあ僕、しばらくここにいさせてもらいます。神谷さんて、無用心だし、僕がちゃんと見てて上げますよ」


「……はぁ?」


我ながら間抜けな声が出たと思う。


「いいじゃないですか。別に僕、ご飯とかがいるわけじゃないみたいだし、座敷わらしだと思えば」