幽霊の君と

会計をしていると、やはりというべきか、シロが釘付けになっているのは、クリスマスケーキのチラシだ。


「食べたいのか」


聞いてやると、シロは慌てたようにしっと人差し指を口元に当てた。


「……?」


「あの、お客様……?」


シロの行動が理解できずに首をかしげていると、レジの店員が訝しげな顔で俺を見ていた。


あ……。


「神谷さん、何も言わずに、早く行きましょう」


シロに引っ張られるようにして、俺は品物を持ってコンビニを立ち去った。