幽霊の君と

「はぁ……ったく」


俺はため息をつくと、立ち上がった。


「あれっ、どこ行くんですか?」


「飯食べるんだよ。何かあるだろ……冷蔵庫」


ぱかっ、と間抜けな音をたてて冷蔵庫を開けると、いつ買ったのか分からないようなパンがひとつ。


「……」


「賞味期限切れてますよ」


知ってる……!!


見りゃ分かる……!!


俺はがっくりと肩を落とすと、ついさっき置いたばかりの鞄から財布と携帯を取り出すと、ポケットに突っ込んだ。


「コンビニ行ってくるが……お前も行くか?」


「えっ……いいんですか?」


シロは驚いて目を見開いた。


「腹が減らなくても食べることはできるのか?分かんねぇけど、なんか食いたいと思ったもんがあったら、買ってやる」