幽霊の君と

髪型も服装も一人称もまるで男だが、もう恐らく男なら声変わりはとっくに迎えているだろう年齢で、しかしその声は高くはないが男のそれではなかった。


「お前まだ高校生だろ。性別がなんであろうと関係ねぇだろうが」


「僕幽霊ですけどね」


「んなことはどうでもいいんだよ」


俺はシロの頭に手を乗せて言った。


「お前はここにいるだろ。いいか、これから先自分は幽霊だからとか自分を軽んじるようなことは言うな。良いな」


シロはしばらくぱちぱちと瞬きをして、うつむいた。


「……変な人」