幽霊の君と

そういうことじゃねぇよ!


怒鳴りたくなるのを必死に耐える。


「お前、その……家族のとこに帰らなくて良いのか。なんでこんなところに……」


俺が言いかけると、そいつは今までの穏やかさが嘘のように、鋭い目で俺を睨み付けた。


「僕、名前嫌いだって言ったでしょ」


「あ、あぁ……」


「僕の性別分かります?」


そう言ってシロはその場でくるりと一回転して見せた。


「何なら脱ぎましょうか」


「いや、いい!何バカなこと言ってんだ!お前女だろ」


「へー分かってたんですかー変態ー」


「だから何なんだよ!」


俺は頭をがしがしとかいた。