最愛なる天使へ



俺は自分の部屋に戻るよう言われた。








凛が治るのはまだまだ先なのかもしれないな‥‥








「白血病の人って1度鼻血出すとなかなか止まらないのよね。凛ちゃんそれで少し貧血気味みたいなのよ。」



突然後ろから声がした。



振り返るといたのは1人の若そうな看護師だった。



「ねえあなた最近凛ちゃんとよくいるでしょ。もしかして付き合ってるの?」


「ただの友達ですけど。」


「あら残念。あ、わたし凛ちゃんの担当しています若月優子(ワカツキユウコ)23歳でーす。よろしくね。」


ふーん‥‥凛のね。



「でもさあなた凛ちゃんのこと好きよねー態度がそんな感じなのよね。」




‥‥






俺は若月さんを無視して自分の部屋に戻った。