天国の恋~雪と涙に染まる片恋~

「・・・・・・一人でため込むなって。俺でよければ話聞くっつっただろ?」

「・・・・・・ん。」

「大丈夫か?」

「んっ・・・・・・。」



私は、彼の言葉にうなずくことしかできなかった。

それでも、そんな私を彼は優しく抱きしめてくれた。




「・・・・・・あんた、名前は?」

「・・・・・・え?」

「初対面のやつに名前を聞くのは当たり前だろ。名前は?」


「・・・・・・雪野 優奈(ゆきの ゆうな)。」

「優奈か。俺は、水川 雄二(みながわ ゆうじ)。」


・・・・・・雄二。

優しくて、カッコいい彼・・・・・・。



私の冷えた心を、溶かしてくれるの・・・・・・?