……?
ハァ……面倒臭い
私喧嘩好きじゃないんだけど
「……そこに居るのは誰だ?」
気配が揺れた
何、まさかバレてないとでも思ったの?
「……俺に気付いていたのか、情報屋」
「フッ当たり前僕をあんまりなめないでね?」
こんな分かりやすい気配なんか早々ないだろうしね
まったく……これだから自意識過剰な男は嫌いなのよね
「バレていたのならしょうがない……
情報屋お前の情報が欲しい」
ふーん……?
依頼……ね?何の依頼かすぐ分かるんだけど?
「情報屋の「僕の情報はあげないよ?」チッ分かってたのか……」
ふんっこの男馬鹿じゃないの?
自分の情報誰が渡すと思う?今までもそういう奴は居たけど最近は見かけないと思ってたんだけど……
まだ居たいんだこんな馬鹿
「残念だったね?それに僕は暴走族には情報を売らないんだよね
無駄な喧嘩に使って欲しくないし」
「っ!?俺が暴走族だってのも知ってっ!?」
はー……ホント情報屋なめないで欲しいわ
そこら辺の暴走族の情報なんてすぐに入って来るに決まってるじゃない
それに……全国№1とまで来たら…ね


