『あっ、廊下で会った人だ!』

俺は振り向いた。
すると君がいた。君の周りには友達がいた。
友達の視線がやけに痛く突き刺さる。

『えっ李菜知り合いなの?』

と李菜の友達が聞いていた。

『そんなんじゃないよこの人とぶつかっただけだよ。凄く失礼な人なんだから』

俺は頭にきた。

『は?何だよ。俺だけのせいにするな!代々お前が悪いんだろ』

そう言うと君は怒って俺に反論してきた。

『何それ!てか私の名前お前じゃなくて李菜って言ういい名前があるの!』

その時始めて君の事を知ることが出来た。

それから俺たちは毎日のようにケンカをしていた。

でもそれが俺にとって凄く楽しい時間だった。

それから一週間たったある日俺はある女の子に呼び出された。
“大事な話があるから放課後教室で待ってて”と言われた。

俺は空を見ながら待っていると一人の女の子が教室に入ってきた。