俺は教室をでた。
駅に着いてふと思った。

勇気を出して告白して振られたのに立ち直れるのか?

俺は自分から告白した経験がない。

いつも告白されて断ってそれで終わり。

その後は普通の友達に戻るだけ。

だから俺は亮に聞いて見る事にした。

ピポパポ…

プルル…

『もしもし?』
亮は少し寝ぼけているような声だった。

『おぅ、俺』

『どうした?』
亮は唐突に聞いてきた。

『ちょっとお前に聞きたい事があって』

『何だよ?』
亮はちょっと弾んだ声で聞いてきた。

『お前告白した事ある?』

『は?何で?』
亮は少し驚いた様子で聞いてきた。