ーーーーーーーーーーーーーーーー昼休みーーーーーーーーーーーーーーーー



「篠倉さん、俺と別れて下さい。


…俺なんかより良い人を見つけて下さい」



彼女の篠倉さんを屋上に呼び出し、別れを告げる。


『…わ、私、何かお気に召さないことをしましたか!?』


篠倉さんは肩を震わせながら言った。


「いや、違うんだ!

俺さ、女遊び激しいし、このままだとだめだと思うんだ。だから…」


嘘は言っていない、事実だ。


篠倉さんは下を向いたまま「わかりました」と言い、屋上を出て行った。


俺も屋上を後にした。