クールな彼女



ーーーーーーーーーーーーーーーー放課後ーーーーーーーーーーーーーーーー


『じゃあ、私バイトだから早く帰るね!


またね、美咲ー♪』


友紀に手を振り私はあいつがいる教室へと向かう。


教室に着き、見回すと女の子に囲まれた高浜が居た。


高浜の元へ向かう途中に


『あれ?工藤…?』


とこれまた久々に見た日比野蓮が私に声をかけた。


そんな日比野を無視し、高浜の前に立つ。


『…!工藤?どうしたの〜おッ…』


そしてニコニコ笑っている高浜の顔めがけてパンチを一発。


『…おま!何すんだよ!!!!いてーよ!!!』


顔を押さえ、私の顔を見る高浜淳太。


周りの女子は『キャー淳ちゃんー!!!』なんて騒いでる。